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行動で、十分に私の片腕として貢献してくれた。本大会が国際卓球連盟の主要行事の一つとなっている国際大会でもありKeyhoe女史には、十分にその任務を遂行して大会のステータスを高めてくれた。彼女と工藤氏は「国際レフェリー」の資格試験の実技試験を受験中であるが、大会での副審判長としての管理手腕が評価され、大会終了後に国際卓球連盟のクレメット委員長から、「国際レフェリー」の称号と資格バッジが与えられた。両氏にはご協力へのお礼と心よりお祝いを申し上げる。また、今回の大会には、審判長の全ての任務を代行してもらえる審判長代理の上記3氏に加えて、審判長の一部の業務だけを任す副審判長として、渡辺喜功氏と中本怜子氏にその任に当たってもらった。これらの2氏には競技用具の諸準備・各審判員への連絡など細かい気遣いの必要な業務をお願いした。これらの審判長代理、副審判長の方々のお陰で、私は大きなミスをせずになんとか審判長としての任務を遂行できた。おおくの国際審判員の方々と、これら5名の審判長代理・副審判長の方々に心より感謝を申しあげたい。

 

へ.国際大会であることから英語が主体となる進行、記録の担当者には、アトランタオリンピック・アジア予選での経験があったといっても、普段はあまり使わないタイプライターを駆使してのアルファベットによるスコアシートの作成、記録の打ち込み作成には随分気を使ったのではないかと思う。団体戦のスコアシートは、オーダー交換後に短時間に作成しなくてはならず、また個人戦の第2ステージ開始時には、組合せ抽選後に準備時間もなくすぐにスコアシートを作成するように強要されたり、進行担当者の方々にはこれらの無理難題にミスもない完全な仕事で良く応えていただいた。
また毎日、競技終了後に各チーム・各担当者へ配布するデイリーリザルト(試合結果日報)の作成を担当した記録委員会の担当者の皆様には、競技完了後遅くまで会場内に残ってデータ作り、印刷というハードな任務に当たっていただいた。また、最終日の総合結果が、表彰式が済んだ時点で完成・配布された。これは参加チームや関係者の厚い信頼を勝ち取ったものと思う。これら縁の下の方時ちともいえる方々の地道で熱い努力のお陰で、第4回地球ユース大会がスムースで内容の濃い大会になったと思う。これらの担当者の方々にもう一度心よりお礼を申し上げます。
一つだけ私の心残りなことは、既に記したが、選手登録、ドロー、試合スケジュール作成、スコアシート作成、試合結果のまとめ、などの一連のデータ管理が、まだコンピュータで一元管理できていないと言うことである。もし、コンピュータにより一元管理ができれば、運営に携わる役員数を少なくし、手間を省け・負担の少ない運営・管理ができるのではないかと思う。次回にはなんとかこれらの一部でもコンピュータ化できるような取組みをしてみたい。

 

以上、私の担当するところについてまとめたが、過去4回の大会を経て、本地球ユース大会が日本の若手違手の活躍の場として、また世界中の若手選手に大きな意義をもつ大会としてますます定着してきたように思う。また、国際卓球連盟が本大会への出場選手の本格的な選考を進めたこともあって、各大陸から選出された選手のレベルも従来よりまして高まり、内容の濃い文字通り20歳以下の世界選手権になっていると思う。千葉県、千葉市の担当役員には、献身的なご協力を戴き、東京以外でも十分にハイレベルの競技運営ができることを実績で示してくれたと思う。
また、今回は大会期間中に日本文化を参加選手・役員に紹介する文化プログラムの提供を積極的には進めなかったが、開会式・表彰式には素敵なお琴の演奏で雰囲気を盛り上げていただいた。関係者の心遣いに感謝したい。
最後に、今大会も日本財団の温かいご援助を戴いて継続して開催できたことを嬉しく思う。個人的には本大会が、もっともっと盛大に、末ながく本大会が継続実施され、世界中の卓球に取り組む若者の一流プレーヤーへの登竜門として、また未来ある若者の政治・民族を越えての交流の場として発展することを希望する。
審判員をはじめ多くの役員の方々のご援助を戴き、何とか審判長の重責を果たすことができた。また、今回も世界中から参加した多くの選手・役員の方々と接し、素晴らしい経験を積むことができた。この貴重な機械をあたえていただいた(財)日本卓球協会、ITTFに心よりお礼申し上げます。
以上

 

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